こんばんわやよいです
今日は匿名掲示板2ちゃんねる(現5ちゃんねる)に書き込まれた怖い話「コトリバコ」
について紹介したいと思います
コトリバコとは

コトリバコとは、20センチ四方の木箱のことを言い、その正体は人を呪い殺すために作られた道具だとされています
その効果は箱の近くにいる女性や子供は、次第に内臓が千切れるように破壊され、みるも無残な形で殺されることになるという呪物です
【コトリバコ】
飲みに行こうと集まる若者4人組
一人が遅れてくるのですが、その人が持ってきたのがコトリバコでした
友人の一人Mがお祓いをすることでコトリバコの効果は発揮されず供養することができました
その後、コトリバコを持ってきたSという人物が納屋でコトリバコを発見することになった経緯について語られます
さらに隣人のJという老人も登場し、コトリバコの保管について語られます
代々S家の隣人の間で保管されていた
この箱はS家と隣人のJ家、そして斜め向かいのT家で持ち回りで保管され、家主の死後、次の家主が前任者の跡取りから受け取り、その家主が亡くなったら次の家主へと繰り返し保管する
そして決められた期間の後にM家の神社に納め、供養するという決まりがあった
しかし、S家の家主が亡くなった後、J家に引き継がれるはずの箱の存在をS家の跡取りは知らされていなかった
箱の決まりを知っていたJ家の家主は自らのところに箱が届くのを恐れ、S家に箱の存在を知らせず、S家の納屋に保管していたのだ
それがS家の女性や子供が触れて死んだとしてもわからないように、、
コトリバコの正体
コトリバコについて、登場人物のMから語られます
作られたのは1860年から80年代前半頃、特にひどい差別、迫害を受けた地域で作られました
1860年代後半くらいに隠岐の島で反乱が発生、そこからこの地域に逃げてきた
厄介ごとに巻き込まれるとさらなる迫害を受けると考えた地域住民は逃げてきた者を殺そうとする
しかし逃げてきた者は「自分の命を助けてくれたらお前たちに武器をやる」という話をして、地域の住民はそれを飲むことにする
武器の作り方を教えるがまず最初に作ったものは自分に譲ってほしいという
住民はその条件も飲む
コトリバコの作り方
まず最初に複雑に木が組み合わさった木箱を作ること
次にその木箱の中を、雌の畜生の血で満たして1週間待つ
そして血が乾ききらないうちに蓋をする
次に中身を作るのだが、これこそが子取り箱と呼ばれる由来だといわれる
間引いた子供の体の一部を入れる
生まれた直後の子は、へその緒と人差し指の先、第一関節くらいまでを入れる
そしてハラワタから絞った血を
7歳までの子は人差し指の先とその子のハラワタから絞った血を
10歳までの子は、人差し指の先を入れる
その後蓋をして完成する
コトリバコの名称
コトリバコは閉じ込めた子供の数で名前が変わる
一人ならイッポウ、二人ならニホウ、三人ならサンポウ、四人ならシッポウ、五人でゴホウ、六人でロッポウ、七人でチッポウ
それ以上の子供で作るのはダメだと強く念を押されたそうだ
そしてそれぞれの箱には目印として印をつけられた
イッポウは△、ニホウは□といった感じに
ただ逃げてきた者は最初に作る箱「ハッカイ」だけは7歳までの子を8人くれ、それとハッカイとは別に女1人と子供一人をくれと
ハッカイは最初の1個以外は決して作るなとも言われたそうだ
箱が完成する
そうして作られた箱がどれほどのものなのか、用意された女性と子供を使って説明がされる
効果は絶大で触れるだけでなく近くにいるだけでも徐々に体内の内臓が千切れ、苦しみながら取り殺される
その効果を目の当たりにした住民たちは続けて箱を作ることにした
住民たちが最初に作ったのはチッポウ(7人の子供の箱)で犠牲者は2週間足らずで15人の子供と1人の命が奪われたことになる
そうして完成した箱を今まで迫害してきた庄屋に上納したのだ
庄屋の家で女子供は、血反吐を吐いて苦しみながら死んだそうだ
その後箱のことについて迫害してきた地域のお偉方達、周囲の地域に伝えた
いままでの恨みを許すことはできないが、
- ほうってくれれば何もしないこと
- 約束を守ってくれればそちらに働きに出ている住民をそちらに行かせないこと
- もしこのことに仕返しをすれば、この呪いを再び振りまくこと
- 庄屋に送った箱を直ちに返却すること
- なぜ放置するのか理由を広めないこと
- しかし箱が送られたときは放置を徹底すること
そして、この箱はこれからも作り続けること、既にこちらには箱が7つ完成していること
迫害をしてきた地域、その周辺の地域はこのすべての条件を了承する
それからというもの箱を作った地域への迫害は一切止んだそうだ
箱の保管方法
保管についてはこう伝えられた
- 女子供を絶対に近づけないこと
- 必ず箱は暗く湿った場所に安置すること
- 箱の効力は年が経つごとに弱まるので必要なくなったら寺ではなく神社に処理を頼むこと
住民たちが作り続けた箱の数
住民たちは13年間で16個の箱を完成させた
イッポウが6つ、ニホウが2つ、ゴホウが5つ、チッポウが3つ
単純計算で犠牲者は子供が56人となる
箱を作り続けてから13年目で事件が起こる
その時は1か所に箱を終結させ、監視を立てて保管をしていた
しかし11歳になる一人の男の子がその箱を持ち出してしまった
最悪だったのは持ち出したのが一番呪術が強力なチッポウであったこと
おもしろそうなおもちゃを見つけた子供は家に持ちかえり、その日のうちにその子を含めた家じゅうの子供と女が死んだ
この箱が油断すれば自分たちにも牙をむくことを住民たちはその事件で初めて恐ろしさを痛感した
箱を処分することに
呪いの強力さに恐怖した住人たちは箱を処分することを決める
箱を供養する際のM神社に住民の代表者5人があつまった
しかし当時の神社の神主は、呪いが強すぎるため効果が薄め方を提案する
それが年数をかけて箱を保管し効果が弱まったとき神社で供養するという方法
一人の代表が各班に分かれた、家に箱を届ける
届け終わったら神社に誰にどの箱を渡したのか報告し、その後その代表は殺される
こうすることで神社の者以外の人は誰がどの箱を何年保管しなければならないのかがわからない
管理年数の法則は不明であるが、S家の納屋から出てきた箱で全部とのことであった
最初の箱「ハッカイ」はどこに行ったのか
最初に作られたコトリバコの「ハッカイ」と逃げてきた者の行方については、どうなったのかは明記されていません
投稿者自身図書館などで調べてみるというところで投稿は終わっています
おしまい
今回は2ちゃんねるで有名な「コトリバコ」について紹介しました
実際のスレはもっと長い話となっていますが、気になる方は検索してみてはいかがでしょう
※コトリバコについて読むことで体調不良となったとの報告もされているので調べるときはあくまでも自己責任でお願いします
そういや今年映画館でやっていた「樹海村」はコトリバコが題材とされているみたいですね
私は見逃したのでレンタルが始まったら見たいなと思っています
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