定番の都市伝説【ベッドの下】

都市伝説

こんばんわやよいです。

今日は定番の都市伝説、「ベッドの下」を紹介します。

これは友達の友達から聞いた話、、、

大学に通う女子大生の私

 私は最近、実家から離れた大学に進学した。

 実家から通うのは大変だったので、大学の近くのマンションを借りて一人暮らしをすることにした。

 部屋は大学まで徒歩15分ほどで、家賃もそこまで高くなかったので満足して暮らしていた。

最近部屋で感じる違和感

 引っ越してから1か月くらいすぎてから私は部屋に違和感を感じた。

 出かけて帰ってくるとテーブルに置いてあったはずの物がベッドの上にあったり、お風呂から上がると誰かの視線を感じることがある。

 もちろんカーテンは閉めているので外からの視線ではない。

 心霊系の怖い話でもよくある誰もいないのに誰かがいる感じがするとかそんな感じがした。

 もしかしたらこの部屋は事故物件で、過去の住人が亡くなっていて霊が居座っているのではないか。

 そんなことを考えるようになり、私は部屋を紹介してくれた不動産会社に問い合わせてみることにした。

不動産に問い合わせたところ

「過去にその部屋で亡くなった人や事件事故があったことなどはありません。」

 不動産会社からの答えは、予想通りの答えであった。

 過去に事件や事故があった物件には、次の住人が住んでしまえばさらにその次の住人に事故物件であることは伝えなくていい。

 そんな噂をきいたことがあった。

 その後、不動産会社に何度か粘り強く問い合わせても帰ってくる答えは同じだった。

霊感のある友達

 私には、幼馴染に霊感があるという友達Aという人がいたのでこの部屋のことについて相談してみることにした。

 しかし幼馴染からの答えは意外なものであった。

 「話を聞いた限りその部屋に霊はいないと思うよ。」

 そんなはずはない。部屋に帰ってきたときに物が移動していること、誰かの視線を感じることは確かなのだ。

 私はAに一度部屋を見に来てくれるように頼んだ。

部屋に訪ねてきた幼馴染A

  Aと連絡を取ってから3日後、部屋に幼馴染のAが訪ねてきた。

  Aは部屋の玄関に入ると、不穏な空気を感じるA。

  ということはなく、特に何も感じないということだった。

  部屋に入ったAは、あたりを見渡すも変わった雰囲気は感じないとのことだった。

あんたの勘違いじゃない? 

 Aはこう私に言った。

 私の勘違い、、?

 確かに誰かからの視線も自分の勘違いかもしれない。

 物をそこに置いたと思っていただけで本当は違うところに置いていただけかもしれない。

 霊感のある友達にそういわれて私はフッと気が楽になった。

 そうだ勘違いだ。今まで慣れてない一人暮らしをしてきたので疲れていたんだ。

緊張が解れ、幼馴染と久しぶりの雑談

 緊張が解れた私は、買ってきていたお酒を飲みながらお菓子をつまみ、最近のあった出来事や昔話に花を咲かせた。

 夜も更けた頃、トイレから戻ってきたAは先ほどの陽気な顔とは変わって青い顔をしていた。

 飲みすぎたのかなと思い、お酒はもうやめようとAに言う。

 しかしAは、

  「お酒が足りないからコンビニに買いにいこうよ。」

というのだ。

 いやいや。そんな青い顔して飲みすぎで気分が悪いんでしょ。やめとこうよと私はいうが、Aは急いだ様子で上着を着て私をコンビニに連れて行こうとする。

 Aを一人で外に出すのも、酔って転んだりしたら大変だと思い私はAと共にコンビニに行くことにした。

近所のコンビニについたAは、

 近所のコンビニについた私は、Aの顔を見る。

 Aは、先ほどと同じように青ざめた顔をしている。

 いや、青い顔をしているだけじゃない。

 全身を震わせており、ついにはその場にしゃがみこんでしまった。

 まずい。急性アルコール中毒か何かで立てなくなってしまったのかと思い私は、しゃがみこんだAの背中をさすって、携帯電話で救急車を呼ぼうとした。

 するとAは、こう言った。

 「110番に電話して。」

 110番?119番の間違いじゃないのか?

 私は、戸惑いながらもう一度確認した。

 Aは震えながらなぜ110番に電話しなきゃいけないのか答えた。

なぜ110番通報するのか

 Aは、震えながら私に説明した。

 なぜ110番しなきゃいけないのか。

 Aがなぜ青い顔をして強引にコンビニに連れ出したのか、その理由を聞き私はその場にへたり込んでしまった。

 Aが震えていた理由、それは、

 Aはトイレから戻った時、リビングに置いてある姿鏡に目が行ったのだという。

 姿鏡は、反対側のベッドが反射して写るようになっている。

Aが見たものとは、 

 Aが見たもの、それは、

  姿鏡に反射したベッドの下に包丁を持って寝そべる男の姿であった。

 最近感じていた視線、そして最近物が移動していたこと、すべてがつながった。

 もしAがコンビニに連れ出してくれなかったら、、

 もし、何かの拍子にベッドの下を覗いていたら、掃除のために下を覗いていたら、、、

元ネタ

 元ネタは、有名な都市伝説の一つ、「ベッドの下の男」です。

 話の内容は色々あり、姉妹の話だったり、カップルの話だったりですが、共通しているのはベッドの下に刃物を持った男がいるというオチです。

 小さいころ私はこの話を見て、友達のベッドの下を覗くのが怖くてベッドには近づけませんでした。

 ベッドの下に空間が開いている人、最近掃除していない人、ご注意ください。

 

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