未解決事件【岡山地底湖行方不明事件】

実際の事件

こんばんわやよいです

今回は現在でも謎が残る事件「岡山地底湖行方不明事件」について紹介します

岡山地底湖行方不明事件

事件概要

gray and black rock formation on body of water

 岡山地底湖行方不明事件は、2008年1月5日岡山県新見市にある鍾乳洞「日咩坂鍾乳穴(ひめさかたちあな)」にて大学3年生で探検部の男性1人が地底湖で遊泳中に行方不明になった事件です

 最初は事故とされていましたが、同じ探検部の部長や副部長の不可解な言動から、事件性があるのではないかと言われネット上で「岡山地底湖行方不明事件」と呼ばれるようになりました 

事件の現場

ソース画像を表示
http://blog.livedoor.jp/thethedragoon-mehikari/archives/50135773.html

 現場である日咩坂鍾乳穴(ひめさかたちあな)は岡山県新見市に所在する鍾乳洞で、洞窟の入り口から地底湖までの長さは約1600m、最深部には水深32メートルの巨大地底湖があります

 2008年1月5日午後6時15分頃、警察に高知大学学術探索サークルのメンバーから通報がありました

 それは「地底湖で一人が溺れた」というものでした

 この日はサークルメンバー5人で午前11時半頃洞窟の探検に向かったのだが午後2時頃、地底湖で泳いでいたメンバーの一人が姿を消したのです

 警察は30人体制で捜索活動を行いましたが、地底湖までの道のり1600m、人一人しか通れないような隙間、首あたりまで水に浸かるような通路など難所が多く、捜索は難航しました

 洞窟の地形に詳しいサークルのOBなども捜索活動に参加し、5日かけて捜索をしましたが、結局行方不明者を発見することは出来ず1月10日には捜索が打ち切られたのです

不審点

 結局この行方不明事件は、事故として処理されましたが、捜索打ち切り後の探索サークルメンバーの不審な行動が注目され、事故ではなく事件なのではないかという噂が流れ始めました

 不審点は以下の通り

  1.  サークルメンバーは入洞の届出を出していなかった
  2.  5人いたのに地底湖で泳いだのは行方不明者の一人だけであった
  3.  溺れるところを誰もみていない
  4.  メンバーは誰一人現場に残ることなく全員帰ってきてしまう
  5.  遭難事故ではリーダーが記者会見するのが普通であるが部長は一度も出てこない
  6.  被害者のmixiが勝手にログインされ、プロフィール・日記を改ざんされる

など数々の不審点がみられました 

サークルメンバーは入洞の届出を出していなかった

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 日咩坂鍾乳穴は天然記念物に指定されており、その危険な内部構造から入洞するには市への届出が必要でした

 しかしこのサークルは事件当日、市への届出をせず許可が出ていないにも関わらず入洞したのです

溺れるところを誰もみていない

person's arm under water with frizz

 このサークルでは地底湖で泳ぎ奥の壁に触れ、戻ってくるという行為が伝統行事として行われていたそうです

 当時のサークルメンバーの証言から、行方不明者の男性一人だけが、衣類を着用したまま泳いでいたとのこと

 メンバーは男性が地底湖の奥の壁まで泳いでいき、「タッチ」と叫んだ声を聞いたが、その後に声や姿が見えなくなったと証言しています

 常識的に考えればいくら大きな地底湖といえども、溺れたのであれば水面をもがく音や助けを求める声が聞こえるはずですが、メンバーは誰一人としてその声を聞いていないとのことでした

メンバーは誰一人現場に残ることなく全員帰ってきてしまう

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 事件後、探検部メンバーは全員が洞窟から帰還し、通報しています

 もし地底湖で人一人がいなくなれば、大騒ぎになるのは想像できます

 しかし、溺れているような声や音も聞いておらず男性が生還する可能性があるのにも関わらず、現場に一人も残すことなく全員が「溺れた」と結論付けて洞窟を出ていることに違和感を感じます

 普通なら戻ってくるかもしれないので一人や二人は残すはずです

遭難事故ではリーダーが記者会見するのが普通であるが部長は一度も出てこない

selective focus photography of people sitting on chairs while writing on notebooks

 山などで遭難事故があった場合、一行のリーダーが記者会見を開くのが普通であるらしいのですが、この事件についてはサークルの部長は記者の前に姿を現すことはありませんでした

 先ほど紹介しましたがこのサークルでは洞窟で飲酒したり、伝統行事と称して洞窟内で危険な行為をしていました

 もし記者の前に出ればこのようなことについても責められ、炎上する可能性があったことから記者の前に出なかったのではないでしょうか

被害者のmixiが勝手にログインされ、プロフィール・日記を改ざんされる

person using laptop computer

 男性の捜索が打ち切られた後、男性が利用していたSNS「mixi」のプロフィール欄等が何者かによって改ざんされるという出来事がありました

 mixiの内容を変更するにはサイトにてログインをしなければなりませんが、ログインには登録時のメールアドレス、パスワードが必要となります

 男性のメールアドレスとパスワードを知っておりログインすることが出来た人物、つまり男性に近しい人物が関与している可能性が高いとされました

 記載内容が変更されたのは、

  1. ユーザー名を変更
  2. マイミク(Twitterのフォロワーみたいなもの)の中から一人を外す
  3. プロフィールや今までの日記をすべて非公開にする

などで、探検部サークルに繋がるようなことはすべて非公開や記載内容に変更がされました

 この不審な動きは、炎上対策として行ったという説が有力ですが、当時ネットでは何か不都合なことが書かれていたのではないかと邪推され、盛り上がりを見せました

事件後

 事件後、数々の不審点からネットでは、計画的に泳がせ溺死させたのではないか、mixiに書かれていることに不都合なことがあるから改ざんしたのではないか等の説が流れ、炎上のような状態になりました

 しかしあくまでも不慮の事故と判断した警察によってマスコミに報道規制が敷かれ、大ニュースになることはありませんでした

おしまい

 今回は「岡山地底湖行方不明事件」について紹介しました

 事件については、事故として処理されましたが、謎が残る事件として現在まで語り継がれています

 現在、日咩坂鍾乳穴は立ち入り禁止とされ、入ることはできません

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